51AM020|第51回 視能訓練士国家試験 過去問
内斜視患者の中心窩と道づれ領の関係(別冊No. 1)を別に示す。斜視手術の既往はない。固視眼の中心窩(F)と斜視眼の道づれ領(Z)が対応しているとき、正しいのはどれか。

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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
異常対応における中心窩と道づれ領の関係を問う図問題です。
解説
斜視眼の道づれ領(zero measure element、Z)とは、固視眼の中心窩と対応する斜視眼の網膜部位を指します。固視眼の中心窩(F)と斜視眼の道づれ領(Z)が対応しているとは、まさに異常対応が成立している状態です。
異常対応が成立していれば、同じ対象が両眼で同じ方向に見えるため、複視は自覚しません。これが異常対応の目的(斜視への感覚的適応)です。
選択肢の確認
1.交差性複視を自覚する。
誤り。異常対応が成立していれば複視は生じない。
2.混乱視を自覚する。
誤り。混乱視も異常対応の成立により回避される。
3.同側性複視を自覚する。
誤り。異常対応が成立していれば複視は生じない。
4.背理性複視を自覚する。
誤り。背理性複視は手術で眼位を矯正した後に生じるもので、手術の既往はない。
5.複視は自覚しない。
正しい。異常対応が成立しているため複視は自覚しない。
覚えるポイント
- 道づれ領=固視眼の中心窩と対応する斜視眼の網膜部位。
- 異常対応=斜視への感覚的適応。複視と混乱視を回避する。
- 背理性複視=異常対応のまま手術で眼位を矯正したときに生じる。