48AM066第48回 視能訓練士国家試験 過去問

5歳の女児。上方視での眼位異常を主訴に来院した。視力は両眼1.2(矯正不能)。交代プリズム遮閉試験では遠見正面視時30 Δ、上方視時45 Δの外斜視であった。9方向眼位写真(別冊No. 3)を別に示す。適切な治療法はどれか。2つ選べ。

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2つ選択
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正解: 1・2

正答

1、2

この問題のポイント

上方視で外斜視角が増大するV型外斜視の術式を問う問題です。

解説

正面視30Δ、上方視45Δと上方視で外斜視角が大きいのはV型外斜視です。9方向眼位写真で内転位の上転過剰(下斜筋過動)が確認できれば、V型の原因は下斜筋過動と判断できます。

治療は、外斜視そのものに対する両眼外直筋後転と、V型と下斜筋過動に対する両眼下斜筋後転を併施します。

選択肢の確認

1.両眼外直筋後転
正しい。外斜視に対して両眼外直筋後転を行う。

2.両眼下斜筋後転
正しい。V型と下斜筋過動に対して両眼下斜筋後転を行う。

3.両眼上直筋後転
誤り。両眼上直筋後転は上転過剰全般に対する術式で、この所見には適さない。

4.両眼内直筋後転
誤り。両眼内直筋後転は内斜視に対する術式である。

5.両眼上斜筋前部後転
誤り。上斜筋前部後転はA型・回旋偏位に対する術式である。

覚えるポイント

  • V型=上方視で外方偏位が強い。下斜筋過動が典型的原因。
  • A型=下方視で外方偏位が強い。上斜筋過動が典型的原因。
  • 水平筋の手術に斜筋の減弱術を併施してパターンを解消する。

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