51PM068|第51回 視能訓練士国家試験 過去問
9歳の女児。乳児期からの眼の揺れと頭位異常を主訴に来院した。正面と10 度間隔に左右30 度までの水平向き眼位で記録した電気眼振図(別冊No. 7)を別に示す。誤っているのはどれか。

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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
電気眼振図から先天眼振の性状を読み取る図問題です。
解説
Alexanderの法則により、眼振は急速相の方向を向いたときに増強します。静止位が左10度にある症例では、右方視で右向き眼振が増強し、左30度では眼振の向きは左方向になるはずです。したがって「左30度での眼振の向きは右方向」という記述は誤りです。
眼位性眼振であること、律動眼振(急速相と緩徐相をもつ波形)であること、静止位が左10度であること、Alexanderの法則がみられることは、いずれも記録に合致します。
選択肢の確認
1.眼位性眼振である。
誤り。眼位により振幅が変化する眼位性眼振であるという記述は正しい。
2.波形は律動眼振である。
誤り。律動眼振であるという記述は正しい。
3.静止位は左10 度である。
誤り。静止位が左10度であるという記述は正しい。
4.Alexander の法則がみられる。
誤り。Alexanderの法則がみられるという記述は正しい。
5.左30 度での眼振の向きは右方向である。
正しい。左30度での眼振の向きに関するこの記述は記録と一致しない。
覚えるポイント
- Alexanderの法則=急速相の方向を向くと眼振が増強する。
- 静止位=眼振が最小になる眼位。ここを正面に移すのがKestenbaum法。
- 律動眼振=急速相と緩徐相をもつ。振子眼振=両相が等速。