47PM071|第47回 視能訓練士国家試験 過去問
19 歳の女性。コンタクトレンズを装用したまま就寝したところ、両眼の激しい眼痛と流涙を生じて来院した。フルオレセイン染色後の左眼前眼部写真(別冊No. 4)を別に示す。観察される所見はどれか。

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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
コンタクトレンズ装用したまま就寝した後の前眼部所見を判定する問題です。
解説
コンタクトレンズを装用したまま就寝すると、角膜が強い低酸素状態に置かれ、角膜上皮が広範囲に脱落します。フルオレセイン染色で面状に染まる上皮欠損=角膜上皮びらんとして観察され、激しい眼痛と流涙をきたします。
角膜穿孔・虹彩萎縮・糸状角膜炎・角膜新生血管は、いずれもこの急性の経過とは異なる所見です。ただし細菌感染(緑膿菌)に進展する危険があるため厳重な経過観察が必要です。
選択肢の確認
1.角膜穿孔
誤り。角膜穿孔は実質全層の欠損であり、この急性経過の所見ではない。
2.虹彩萎縮
誤り。虹彩萎縮は外傷や炎症の後遺症としてみられる。
3.糸状角膜炎
誤り。糸状角膜炎は重症ドライアイなどでみられる。
4.角膜新生血管
誤り。角膜新生血管は慢性の低酸素で生じる所見である。
5.角膜上皮びらん
正しい。面状に染色される角膜上皮びらんである。
覚えるポイント
- CL装用下就寝=強い低酸素→広範な上皮びらん。
- 上皮バリアが破れると細菌感染(緑膿菌)に進展しやすい。
- びらん=面状の上皮欠損、SPK=点状の上皮脱落。