46AM072|第46回 視能訓練士国家試験 過去問
65 歳の女性。ヘアスプレーの飛沫が右眼に入り異物感を自覚して来院した。生体染色を施した前眼部写真(別冊No. 7)を別に示す。診断はどれか。

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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
生体染色所見から角膜上皮障害の型を判定する問題です。
解説
化学物質の飛沫による異物感で、フルオレセイン染色にて微細な点状の染色が散在していれば**点状表層角膜症(SPK)**です。上皮細胞の脱落が点状に生じた状態で、ドライアイ、点眼薬の防腐剤、コンタクトレンズ、化学刺激などが原因になります。
角膜潰瘍は実質欠損を伴う深い病変、樹枝状角膜炎は単純ヘルペスによる樹枝状の染色、角膜上皮びらんは上皮が面として剥がれた状態、角膜ジストロフィは遺伝性の混濁で染色されません。
選択肢の確認
1.角膜潰瘍
誤り。角膜潰瘍は実質欠損を伴う深い病変である。
2.樹枝状角膜炎
誤り。樹枝状角膜炎は単純ヘルペスによる樹枝状の染色を示す。
3.点状表層角膜症
正しい。微細な点状染色が散在する点状表層角膜症である。
4.角膜上皮びらん
誤り。角膜上皮びらんは上皮が面として欠損した状態である。
5.角膜ジストロフィ
誤り。角膜ジストロフィは遺伝性の混濁で生体染色されない。
覚えるポイント
- SPK=点状の上皮脱落。ドライアイ・防腐剤・CL・化学刺激。
- びらん=面としての上皮欠損。潰瘍=実質欠損を伴う。
- 樹枝状=単純ヘルペス。ステロイド単独は禁忌。