56AM072第56回 視能訓練士国家試験 過去問

46 歳の男性。左眼の充血、異物感および黒目に白い部分が目立つようになってきたため来院した。左視力は(1.5×+0.50 D◯cyl-2.50 D 30°)。前眼部写真(別冊No. 11A)、前眼部OCT の角膜トポグラフィ(別冊No. 11B)および断層像(別冊 No. 11C)の結果を別に示す。この患者でみられるのはどれか。

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正解: 5

正答

5

この問題のポイント

翼状片の角膜形状への影響を問う図問題です。

解説

翼状片は鼻側の結膜下組織が角膜へ侵入する疾患です。翼状片が角膜の鼻側を牽引して扁平化させるため、角膜トポグラフィでは鼻側の平坦化として描出されます。

この平坦化により水平経線の屈折力が下がり、相対的に垂直経線が強くなる直乱視が生じます。瞳孔領に達するか乱視が強ければ手術の適応です。

選択肢の確認

1.浅前房
誤り。翼状片は前房深度に影響しない。

2.下方角膜の突出
誤り。下方角膜の突出は円錐角膜の所見である。

3.鼻側角膜の肥厚
誤り。鼻側角膜は肥厚ではなく牽引により扁平化する。

4.倒乱視のパターン
誤り。翼状片では直乱視のパターンとなる。

5.角膜トポグラフィの鼻側の平坦化
正しい。角膜トポグラフィで鼻側の平坦化がみられる。

覚えるポイント

  • 翼状片=紫外線曝露が主要因。男性・高齢者・屋外労働者に多い。
  • 鼻側角膜が牽引され扁平化し、直乱視をきたす。
  • 瞳孔領に達するか乱視が強ければ手術。再発予防に結膜自己移植を併用する。

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