51AM072|第51回 視能訓練士国家試験 過去問
82 歳の男性。2か月前から続く右眼の流涙、羞明および異物感を主訴に来院した。右前眼部写真(別冊No. 8)を別に示す。根治的治療として正しいのはどれか。

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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
高齢者の流涙・羞明・異物感の原因と根治治療を問う図問題です。
解説
高齢者に持続する流涙・羞明・異物感で、前眼部写真に眼瞼の異常がみられる場合、**眼瞼内反(睫毛内反)**が最も考えられます。睫毛が角膜に接触して上皮を傷つけ続けるため、これらの症状が続きます。
根治的治療は眼瞼手術(Hotz法などの眼瞼内反症手術)で、眼瞼の向きそのものを矯正します。睫毛抜去は一時しのぎ、人工涙液と遮光眼鏡は対症療法にすぎません。
選択肢の確認
1.A 型ボツリヌス毒素注射
誤り。ボツリヌス毒素注射は眼瞼痙攣の治療である。
2.眼瞼手術
正しい。眼瞼手術により眼瞼の向きを矯正するのが根治的治療である。
3.遮光眼鏡
誤り。遮光眼鏡は羞明への対症療法にすぎない。
4.睫毛抜去
誤り。睫毛抜去は一時的な対処であり再生するため根治的でない。
5.人工涙液点眼
誤り。人工涙液点眼は対症療法にすぎない。
覚えるポイント
- 加齢性(退行性)眼瞼内反=眼輪筋の弛緩と下眼瞼牽引腱膜の緩みによる。
- 症状=流涙・異物感・羞明・角膜上皮障害。
- 根治治療=眼瞼内反症手術(Hotz法、Jones法など)。