46PM069|第46回 視能訓練士国家試験 過去問
5歳の女児。眼位異常を主訴に来院した。視力は右1.2(矯正不能)、左1.2(矯正不能)で、大型弱視鏡検査では、他覚的斜視角は-6°、自覚的斜視角は-3°、同時視(+)で、融像域は-8°〜+9°であった。両眼開放下、左眼遮閉および右眼遮閉の眼位(別冊No. 3)を別に示す。この患児に対する対応で正しいのはどれか。

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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
大型弱視鏡の所見と眼位写真から、対応方針を選ぶ問題です。
解説
他覚的斜視角−6°、自覚的斜視角−3°と小さく、同時視があり融像域が−8°〜+9°と広い(合計17°)ことから、良好な両眼視機能が保たれていると判断できます。視力も左右1.2で弱視はありません。
偏位が小さく融像で代償できている斜位・間欠性の状態なので、経過観察が適切です。訓練・手術・プリズム処方はいずれも現時点では不要です。
選択肢の確認
1.経過観察
正しい。偏位が小さく融像域も広いため経過観察が適切である。
2.輻湊訓練
誤り。融像域が十分に広く輻湊訓練の必要はない。
3.外直筋後転術
誤り。偏位が小さく手術適応ではない。
4.抑制除去訓練
誤り。同時視があり抑制は認められない。
5.プリズム眼鏡処方
誤り。融像で代償できておりプリズムは不要である。
覚えるポイント
- 融像域が広く同時視があれば両眼視機能は良好。
- 小角度・良好な融像なら経過観察が第一選択。
- 偏位の増大や複視の出現があれば介入を検討する。