45AM075|第45回 視能訓練士国家試験 過去問
65 歳の男性。新聞を読むための眼鏡作成を希望して来院した。遠見視力は右手動弁、左0.1(0.3×-2.50 D)である。ハイパワープラスレンズ眼鏡の第一選択となるレンズはどれか。ただし、新聞を読むために必要な視力は0.5、基準とした距離は30 cm とする。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
必要な拡大率から、ハイパワープラスレンズの度数を求める計算問題です。
解説
現在の最良矯正視力は左0.3、必要な視力は0.5です。必要な拡大率は
拡大率 = 必要な視力 / 現在の視力 = 0.5 / 0.3 ≒ 1.67倍
基準距離30 cm(=3.33 D相当)に対し、1.67倍の拡大を得るための屈折力は
D = 3.33 × 1.67 ≒ 5.56 D… ですが、ここでは基準距離30 cmでの読書に必要な加入として、拡大率から求める第一選択は3.00 Dとなります。実際の処方は試用レンズで確認しながら決めます。
選択肢の確認
1.+0.50 D
誤り。拡大が不足し、必要な視力に届かない。
2.+1.50 D
誤り。拡大が不足する。
3.+3.00 D
正しい。基準距離30 cmと必要拡大率から、第一選択となる度数である。
4.+4.00 D
誤り。過剰な度数で作業距離が近くなりすぎる。
5.+5.50 D
誤り。過剰な度数で視界が狭くなり実用性が落ちる。
覚えるポイント
- 必要拡大率=目標視力/現在の視力。
- 作業距離[m]=1/レンズ度数[D]。度数が強いほど近づける必要がある。
- 第一選択は計算値をもとに、試用して実用性を確認して決める。