45PM075|第45回 視能訓練士国家試験 過去問
18 歳の男子。眼鏡作成を目的に来院した。視力は右1.2(1.2×cyl+0.50 D 140°)、左0.2(0.3×-0.50 D◯cyl-2.50 D 150°)で、左眼は小学生の頃に弱視訓練の既往がある。角膜トポグラフィ(別冊No. 8)を別に示す。視力向上に適切なのはどれか。

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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
角膜トポグラフィの所見から、視力向上に最も適した矯正手段を選ぶ問題です。
解説
左眼が眼鏡矯正で0.3にとどまり、角膜トポグラフィで下方の急峻化など不正乱視を示す所見があれば円錐角膜が疑われます。不正乱視は眼鏡やソフトコンタクトレンズでは矯正できません。
ハードコンタクトレンズは涙液レンズによって角膜前面の不正を光学的に埋め、良好な視力を得られます。円錐角膜の視力矯正の第一選択です。弱視訓練の既往があっても、原因が不正乱視であれば健眼遮閉では改善しません。
選択肢の確認
1.眼鏡
誤り。眼鏡では不正乱視を矯正できない。
2.健眼遮閉
誤り。原因は不正乱視であり、健眼遮閉では視力は改善しない。
3.プリズム
誤り。プリズムは眼位異常に対するもので屈折矯正にはならない。
4.ソフトコンタクトレンズ
誤り。ソフトコンタクトレンズは角膜形状に沿うため不正乱視を矯正できない。
5.ハードコンタクトレンズ
正しい。ハードコンタクトレンズは涙液レンズで不正乱視を矯正でき、円錐角膜の第一選択である。
覚えるポイント
- 不正乱視=ハードコンタクトレンズ(涙液レンズ効果)。
- 円錐角膜のトポグラフィは下方の急峻化と非対称蝶ネクタイ型。
- 進行例には角膜クロスリンキングや角膜移植を検討する。