45PM074|第45回 視能訓練士国家試験 過去問
10 歳の女児。左眼が内に寄ることを主訴に来院した。左眼に外転制限があり、内転時に瞼裂狭小と眼球後退とがみられた。左眼の筋電図で放電がみられるのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: 3・5
正答
3、5
この問題のポイント
Duane症候群の異常神経支配を、筋電図所見として説明できるかを問う問題です。
解説
外転制限と、内転時の瞼裂狭小・眼球後退はDuane症候群Ⅰ型の所見です。外転神経核が低形成で、外直筋は動眼神経の内直筋枝から異常な神経支配を受けています。
そのため、外転しようとしても外直筋は放電せず、内転時に内直筋と外直筋が同時に放電して両者が眼球を引き込み、眼球後退と瞼裂狭小が生じます。したがって放電がみられるのは「内転時の外直筋」と「内転時の内直筋」です。
選択肢の確認
1.外転時の外直筋
誤り。外転時の外直筋は異常支配のため放電しない。
2.外転時の内直筋
誤り。外転時に内直筋は働かない。
3.内転時の外直筋
正しい。内転時に外直筋が異常支配により同時収縮する。
4.内転時の上直筋
誤り。上直筋は水平運動には関与しない。
5.内転時の内直筋
正しい。内転時に内直筋が正常に放電する。
覚えるポイント
- Duane Ⅰ型=外転障害。外直筋が動眼神経支配を受ける異常神経支配。
- 内転時の内直筋と外直筋の同時収縮が眼球後退・瞼裂狭小を生む。
- Ⅱ型は内転障害、Ⅲ型は内外転とも障害。