46AM066第46回 視能訓練士国家試験 過去問

9歳の男児。右眼にボールがあたり、その後から物が2つに見えると訴えて来院した。上方視、正面視および下方視の写真(別冊No. 3)を別に示す。障害されているのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

眼窩吹き抜け骨折の写真から、絞扼された筋を判定する問題です。

解説

ボール外傷後の複視で、写真が上方視での患眼の上転制限を示していれば、眼窩下壁骨折によって下直筋(および周囲組織)が骨折部に絞扼されていると判断します。

下直筋が下方に引き込まれるため上転できず、上方視で複視が最大となります。小児では骨がしなって元に戻る線状骨折(white-eyed blowout fracture)となり、外見上の腫脹が乏しいまま強い絞扼が起こるため、緊急手術の適応になります。

選択肢の確認

1.内直筋
誤り。内直筋の絞扼では外転が制限される。

2.下直筋
正しい。眼窩下壁骨折による下直筋の絞扼で上転が制限される。

3.外直筋
誤り。外直筋の障害では内転が制限される。

4.上直筋
誤り。上直筋の障害では下転ではなく上転が弱くなるが、絞扼の部位が合わない。

5.上斜筋
誤り。上斜筋の障害では内転位での下転が制限される。

覚えるポイント

  • 眼窩下壁骨折=下直筋の絞扼→上転制限+上方視での複視。
  • 内側壁骨折=内直筋の絞扼→外転制限。
  • 小児のwhite-eyed blowout fractureは早期手術の適応。

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