46AM067|第46回 視能訓練士国家試験 過去問
19 歳の男性。疲労時に視線が合わなくなると訴えて来院した。正面眼位および各眼遮閉時の写真(別冊No. 4)を別に示す。この疾患について誤っているのはどれか。

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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
遮閉時の眼球の動きから交代性上斜位(DVD)を診断し、その特徴を問う問題です。
解説
疲労時に眼位がずれ、各眼を遮閉すると遮閉眼がゆっくり上転する所見は交代性上斜位(DVD)です。遮閉眼は上転と同時に外方回旋を伴い、遮閉を外すと下降しながら内方回旋して戻ります。
頭位異常を伴うことが多く、1歳6か月〜3歳で顕性化し、先天眼振(潜伏眼振)に合併しやすい特徴があります。治療として上直筋のファーデン手術(後方固定術)や後転が行われます。「遮閉眼は内方回旋を伴う」という記述は逆です。
選択肢の確認
1.遮閉眼は内方回旋を伴う。
正しい。遮閉眼は上転とともに外方回旋を伴い、内方回旋という記述は誤りである。
2.頭位異常をきたすことが多い。
誤り。頭位異常をきたすことが多いという記述は正しい。
3.1歳6か月〜3歳で顕性化する。
誤り。1歳6か月〜3歳で顕性化するという記述は正しい。
4.先天眼振に合併することが多い。
誤り。先天眼振に合併することが多いという記述は正しい。
5.上直筋のファーデン手術が適応となる。
誤り。上直筋のファーデン手術が適応となるという記述は正しい。
覚えるポイント
- DVD=遮閉眼がゆっくり上転+外方回旋。Heringの法則に従わない。
- 乳児内斜視・潜伏眼振・下斜筋過動と合併しやすい。
- 術式=上直筋後転、ファーデン手術、下斜筋前方移動。