54AM066|第54回 視能訓練士国家試験 過去問
4 歳の女児。両眼の先天疾患の疑いで自宅近くの診療所から精査目的で紹介受診となった。前眼部と眼底写真(別冊No. 6)を別に示す。この症例の所見で誤っているのはどれか。

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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
前眼部と眼底所見から先天疾患を判断する図問題です。
解説
虹彩の透光(虹彩の色素欠如)と眼底の色素欠如(脈絡膜血管が透見される)がみられれば、**眼皮膚白皮症(白子症)**です。黄斑低形成を伴うため視力不良・先天眼振・強い羞明をきたし、視交叉での過剰交叉により立体視も不良となります。
杆体は機能しているので夜盲は生じません。むしろ暗所のほうが羞明がなく見やすいのが特徴です。
選択肢の確認
1.眼振
誤り。黄斑低形成により先天眼振がみられる。
2.羞明
誤り。虹彩・網膜の色素欠如により強い羞明がみられる。
3.視野欠損
誤り。黄斑低形成に伴い視野の異常がみられることがある。
4.視力障害
誤り。黄斑低形成により視力障害がみられる。
5.夜盲
正しい。杆体は機能しており夜盲は生じない。
覚えるポイント
- 白子症=黄斑低形成・眼振・羞明・虹彩透光・視交叉での過剰交叉。
- メラニン合成障害による。夜盲はきたさない。
- 遮光眼鏡が羞明の軽減に有効。