109Q053|第109回 薬剤師国家試験 過去問
等張化剤として用いられるのはどれか。1つ選べ。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
等張化剤は、注射剤や点眼剤などの浸透圧を体液に近づけ、投与時の細胞障害や刺激を抑える添加剤です。
解説
濃グリセリンは水に溶ける低分子化合物で、製剤の浸透圧を調整する等張化剤として使用できます。等張化には塩化ナトリウム、ブドウ糖なども用いられます。添加剤は一つの物質が複数の用途をもつことがありますが、この設問では各物質の代表的な機能を比較します。溶解補助、pH調節、防腐、界面活性と、浸透圧調節を混同しないことが要点です。
選択肢の確認
1.エタノール:主に溶剤や溶解補助剤として用いられ、代表的な等張化剤ではありません。
2.ポリソルベート80:非イオン性界面活性剤で、可溶化や分散安定化に用います。
3.塩酸:酸性側へのpH調節に用いる物質で、通常は等張化を目的としません。
4.クロロブタノール:微生物の増殖を抑える保存剤として用いられます。
5.濃グリセリン:正答。製剤の浸透圧を調節する等張化剤として用いられます。
覚えるポイント
等張化剤は粒子数に基づく束一的性質を利用します。代表例として塩化ナトリウム、ブドウ糖、グリセリンを押さえます。