109Q320|第109回 薬剤師国家試験 過去問
男性がかぜ症状を訴えて来局した。この薬局の薬剤師は男性の症状、既往 歴、アレルギー歴、併用薬などを確認し、ある一般用医薬品を選択して男性に勧 め、選択した医薬品に含まれる成分の効能を説明した。なお、選択した医薬品は指 定第2 類医薬品であり、濫用等のおそれのある医薬品に該当する。 <選択した一般用医薬品に含まれる成分> アセトアミノフェン アンブロキソール塩酸塩 L︲カルボシステイン ジヒドロコデインリン酸塩 クロルフェニラミンマレイン酸塩 リボフラビン(ビタミンB2) この薬の有効成分に関する説明として、適切なのはどれか。2つ選べ。
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正解: 1・2
正答
1・2
この問題のポイント
総合感冒薬の各成分を、解熱鎮痛、去痰、鎮咳、抗ヒスタミン、ビタミン補給へ対応させます。
解説
アセトアミノフェンは中枢で解熱・鎮痛作用を示し、発熱、頭痛、咽頭痛等を和らげます。アンブロキソールは気道分泌や肺サーファクタント分泌、線毛運動を促し、痰を排出しやすくする去痰薬です。L-カルボシステインは気道粘液の性状と粘膜を正常化する去痰薬で、咳中枢を抑えるのはジヒドロコデインです。クロルフェニラミンはH1受容体を遮断してくしゃみ・鼻水等を抑え、リボフラビンはビタミンB2補給成分です。ジヒドロコデイン含有製品は、第109回実施時点の「濫用等のおそれのある医薬品」に該当し、2026年5月1日以降は「指定濫用防止医薬品」として購入状況・目的等の確認と情報提供を行います。
選択肢の確認
1.アセトアミノフェンは、発熱、頭痛、喉の痛み等、熱と痛みを鎮めます。:正答。解熱鎮痛成分です。
2.アンブロキソール塩酸塩は、咳の原因となる喉にからまるしつこい痰を出しや すくします。:正答。去痰作用があります。
3.L︲カルボシステインは、咳中枢に働き、咳を鎮めます。:気道粘液を正常化する去痰薬です。
4.ジヒドロコデインリン酸塩は、くしゃみ、鼻水、鼻づまりの症状を抑えます。:咳中枢を抑える鎮咳薬です。
5.リボフラビンは、気道粘液・粘膜を正常な状態に近づけます。:その作用説明はL-カルボシステインです。
覚えるポイント
APAP=熱・痛み、アンブロキソールとカルボシステイン=痰、ジヒドロコデイン=咳です。