110Q054第110回 薬剤師国家試験 過去問

薬物の直腸からの吸収改善を図るために用いられている吸収促進剤はどれか。 1つ選べ。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

カプリン酸ナトリウムは中鎖脂肪酸塩で、上皮の透過性を一時的に高める吸収促進剤として直腸製剤などに利用されます。

解説

難吸収性薬物を粘膜から送達する際には、細胞膜や細胞間経路へ可逆的に作用して透過性を高める添加剤が用いられることがあります。カプリン酸ナトリウムは炭素数10の脂肪酸であるカプリン酸の塩で、粘膜吸収促進作用を示します。ほかの選択肢は増粘・ゲル化、保存、還元、局所麻酔などが主用途で、直腸吸収促進剤として選ぶものではありません。

選択肢の確認

1.アルギン酸ナトリウム:増粘剤、ゲル化剤、懸濁化剤などとして用いられます。
2.安息香酸ナトリウム:保存剤として用いられる安息香酸塩です。
3.カプリン酸ナトリウム:正答。中鎖脂肪酸塩で、直腸粘膜からの吸収を促進します。
4.チオグリコール酸:還元性をもち、吸収促進剤として選ぶ物質ではありません。
5.プロカイン塩酸塩:エステル型の局所麻酔薬です。

覚えるポイント

粘膜吸収促進剤の代表として中鎖脂肪酸塩を押さえます。カプリン酸は炭素数10です。

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