110Q140|第110回 薬剤師国家試験 過去問
下図の汚染物質A~Cは、全国の一般環境大気測定局における窒素酸化物、二 酸化硫黄又は光化学オキシダントのいずれかの季節変動を示したものである。汚染 物質A~Cに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 0.06 0.04 汚染物質C 濃度[ppm] 0.02 汚染物質B 汚染物質A 0.00 2017 年4 月 7 月 2018 年1 月 10 月 4 月 7 月 2019 年1 月 10 月 4 月 7 月 2020 年1 月 10 月 4 月 7 月 2021 年1 月 10 月 4 月 7 月 2022 年1 月 10 月 全国の一般環境大気測定局の月平均値の季節変動 (国立環境研究所 大気汚染常時監視データを基に作成)

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正解: 2・5
正答
2・5
この問題のポイント
図のAは二酸化硫黄、Bは窒素酸化物、夏に高いCは光化学オキシダントです。発生源と測定法を対応させます。
解説
濃度が低く季節変動の小さいAは二酸化硫黄、冬に高くなるBは窒素酸化物、日射の強い季節に高いCは光化学オキシダントです。窒素酸化物は自動車のほか、家庭の暖房・調理用燃焼器具からも生じます。光化学オキシダントはNOxとVOC等の光化学反応で二次生成し、測定には中性ヨウ化カリウム法などが用いられます。SO2の主発生源は硫黄含有化石燃料の燃焼ですが、図のCではありません。ザルツマン法は二酸化窒素の測定法で、AのSO2には用いません。
選択肢の確認
1.汚染物質Aは、揮発性有機化合物や非メタン炭化水素に太陽光、特に紫外線が 照射されることによって生成する。:その説明はCの光化学オキシダントです。
2.汚染物質Bは、移動発生源である自動車のほかに、一般家庭で使用される燃焼 器具も発生源となる。:正答。Bは窒素酸化物です。
3.汚染物質Cは、主に固定発生源における化石燃料の燃焼によって生成する。:Cは二次生成する光化学オキシダントです。
4.汚染物質Aの測定には、ザルツマン法が用いられる。:ザルツマン法はNO2用です。
5.汚染物質Cの測定には、中性ヨウ化カリウム法が用いられる。 一般問題(薬学理論問題) 【法規・制度・倫理】:正答。光化学オキシダントの測定法です。
覚えるポイント
SO2=固定燃焼源、NOx=自動車・燃焼器具、Ox=夏季日射・中性KI法です。