110Q165|第110回 薬剤師国家試験 過去問
6 歳男児。咽頭痛のため耳鼻咽喉科を受診した。血液検査で抗ストレプト リジンO(ASO)抗体と抗ストレプトキナーゼ(ASK)抗体の上昇が認められ、 A 群溶血性レンサ球菌(溶連菌)咽頭炎と診断された。 A 群溶血性レンサ球菌(溶連菌)咽頭炎に関する記述として、正しいのはどれ か。2つ選べ。
2つ選択
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正解: 2・4
正答
2・4
この問題のポイント
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎では、飛沫・接触感染、β溶血、猩紅熱所見、急性糸球体腎炎などを押さえます。
解説
A群溶血性レンサ球菌Streptococcus pyogenesは、主に飛沫感染・接触感染で広がり、血液寒天培地上で完全溶血となるβ溶血を示します。咽頭痛、発熱、扁桃発赤・白苔のほか、発赤した舌乳頭が目立ついちご舌を呈することがありますが、舌の白色水疱が特徴ではありません。感染後の免疫反応により急性糸球体腎炎や急性リウマチ熱を合併し得ます。自然軽快する例もありますが、症状短縮、感染拡大防止、合併症予防のため適切な抗菌薬治療を行います。
選択肢の確認
1.空気感染が、主な感染経路である。:主に飛沫・接触感染です。
2.起因菌は、血液寒天培地上で溶血反応を示す。:正答。β溶血を示します。
3.特徴的な所見として、舌に白色の水疱を認めることが多い。:いちご舌などであり、白色水疱ではありません。
4.合併症として、急性糸球体腎炎を認めることがある。:正答。感染後合併症です。
5.自然治癒することはない。:自然軽快する場合もあります。
覚えるポイント
A群溶連菌=飛沫・接触、β溶血、いちご舌、糸球体腎炎・リウマチ熱です。