110Q195第110回 薬剤師国家試験 過去問

薬物動態の変化に関連する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: 1・3

正答

1・3

この問題のポイント

心不全、肥満、小児、妊娠、低アルブミンで、臓器血流・体水分・脂肪量・タンパク結合がどう変わるか考えます。

解説

心不全では心拍出量と腎血流が低下し、腎排泄型の水溶性薬物はクリアランスが低下しやすくなります。小児、特に乳幼児は成人より総体水分量・細胞外液量の体重比が大きいため、水溶性薬物の体重当たり分布容積が大きくなります。肥満では脂肪組織が増えるため脂溶性薬物の分布容積は一般に増大します。妊娠中は腎血流量とGFRが増加します。血清アルブミン低下では酸性薬物などの非結合形分率が増え、組織移行が増して分布容積が大きくなる場合があり、一律に低下しません。

選択肢の確認

1.心不全患者では、水溶性薬物の腎排泄速度が低下する。:正答。腎血流低下が関与します。
2.肥満患者では、脂溶性薬物の分布容積が小さくなる。:脂肪組織への分布で大きくなります。
3.小児では、水溶性薬物の体重当たりの分布容積が成人よりも大きい。:正答。体水分割合が高いためです。
4.妊娠に伴って、糸球体ろ過速度が低下する。:妊娠中はGFRが増加します。
5.血清アルブミン値低下患者では、薬物の分布容積が低下する。:非結合形増加により増大する場合があります。

覚えるポイント

心不全=腎排泄低下、小児=水溶性Vd増、肥満=脂溶性Vd増、妊娠=GFR増です。

110Q194110Q091
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