110Q207|第110回 薬剤師国家試験 過去問
体育の新任教諭が初めてプール水の遊離残留塩素とpH を測定することに なった。学校薬剤師は測定にあたっての留意点について新任教諭から問合せを受け た。 屋内プールで刺激臭がするという連絡を受けて駆けつけた学校薬剤師が、検知管 と真空方式ガス採取器を用いてガスCの濃度を測定することになった。ガスCの測 定に用いられる検知管の取扱い及び測定方法に関する記述として、正しいのはどれ か。2つ選べ。 検知管 ppm 真空方式ガス採取器

解答・解説を見る
正解: 3・4
正答
3・4
この問題のポイント
検知管は指定方向へ試料空気を吸引して変色長を読みます。保管温度、開封後の扱い、採取器の気密確認が測定精度を左右します。
解説
冷蔵保存した検知管は、結露や温度による反応速度のずれを避けるため、室温になじませてから使用します。両端を折った検知管は吸湿・汚染が始まるので保存・再使用できません。変色層先端が斜めなら、最も長い点と短い点の中間を読み取ります。真空方式ガス採取器は使用前に気密試験を行い、漏れがないことを確認します。測定時は検知管を採取器へ接続し、採取器の真空で試料空気を検知管に直接通します。採取器内部へいったん空気を採取し、その空気を後から管へ通す方式ではありません。
選択肢の確認
1.冷蔵庫で保存した検知管は、取り出したら直ちに使用することができる。:室温へ戻してから使用します。
2.両端を折り取ったのちに使用しなかった検知管は、アルミホイルに包んで冷蔵 庫で保存することができる。:開封後は保存・再使用できません。
3.検知管の変色層の先端面が斜めの場合には、中間点を濃度として読み取る。:正答です。
4.真空方式ガス採取器は、漏れがないことを確認したのちに、試料の採取に用いる。:正答。事前の気密試験が必要です。
5.真空方式ガス採取器で採取した空気を検知管に通す。:検知管を介して試料を吸引します。
覚えるポイント
冷蔵管は室温へ、折った管は使い切り、斜めな変色は中間、採取器は漏れ試験を行います。