110Q230第110回 薬剤師国家試験 過去問

新聞報道で、致死率の高い感染症である重症熱性血小板減少症候群 (SFTS)を知った中学生(14 歳)と父親がドラッグストアに来局した。この親子 は、夏休みに登山をすることになったので、SFTS とその感染を防ぐための方法を 教えて欲しいとの相談があった。 SFTS に関する説明内容として正しいのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: 1・3

正答

1・3

この問題のポイント

SFTSはマダニが媒介するウイルス感染症で、四類感染症として診断時に全数届出が必要です。

解説

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)はSFTSウイルスによる感染症で、主にウイルスを保有するマダニの刺咬で感染します。感染症法上は四類感染症に位置付けられ、診断した医師は直ちに届出を行う全数把握疾患です。原虫感染症ではありません。試験時点でヒト用の実用ワクチンはなく、長袖・長ズボン、忌避剤、帰宅後の確認などで予防します。また患者や感染動物の血液・体液への濃厚接触による感染例もあるため、接触・血液感染のおそれがないとはいえません。

選択肢の確認

1.感染症法 (注)においてSFTS が含まれる四類感染症は、全数報告対象とされて いる。:正答。診断時に届出が必要です。
2.原虫によって引き起こされる感染症である。:ウイルス感染症です。
3.ダニが媒介する感染症である。:正答。主にマダニが媒介します。
4.SFTS に対するワクチンがある。:ヒト用ワクチンはありません。
5.感染者との接触及び血液を介した感染のおそれはない。 (注)感染症法:感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律:血液・体液を介する感染例があります。

覚えるポイント

SFTS=ウイルス、マダニ媒介、四類・全数届出。血液・体液への接触にも注意します。

110Q229110Q231
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