110Q231|第110回 薬剤師国家試験 過去問
新聞報道で、致死率の高い感染症である重症熱性血小板減少症候群 (SFTS)を知った中学生(14 歳)と父親がドラッグストアに来局した。この親子 は、夏休みに登山をすることになったので、SFTS とその感染を防ぐための方法を 教えて欲しいとの相談があった。 薬剤師はこの親子に、皮膚の露出を少なくするために長袖・長ズボンなどの衣服 を着用することに加えて、虫よけ剤の使用を勧めた。虫よけ剤の活性成分として適 切なのはどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: 2・3
正答
2・3
この問題のポイント
人体へ使う虫よけの代表成分はディートとイカリジンです。殺虫剤や抗ヒスタミン薬とは区別します。
解説
ディート(DEET)とイカリジンは、蚊やマダニなどを対象とする皮膚用忌避剤の有効成分です。年齢に応じた濃度・使用回数、製品表示を守り、顔には直接噴霧せず、手へ取って塗布します。露出皮膚だけでなく衣服との隙間にも注意します。イミダクロプリドはネオニコチノイド系殺虫成分で、通常の人体用虫よけ活性成分ではありません。ジクロルボスは有機リン系殺虫剤、ジフェンヒドラミンはH1受容体拮抗薬で、かゆみなどに用いる成分です。
選択肢の確認
1.イミダクロプリド:農薬・動物用などの殺虫成分で、人体用忌避剤ではありません。
2.ディート:正答。蚊・マダニなどへの代表的忌避成分です。
3.イカリジン:正答。人体用虫よけに用いられます。
4.ジクロルボス:有機リン系殺虫剤で、皮膚用忌避成分ではありません。
5.ジフェンヒドラミン:抗ヒスタミン薬で、虫を忌避する成分ではありません。
覚えるポイント
虫よけ二本柱はDEETとイカリジン。濃度・年齢・塗り方は製品表示に従います。