111Q046|第111回 薬剤師国家試験 過去問
体内動態が線形 1-コンパートメントモデルに従い、消失半減期が6 時間の薬物 を、6 時間間隔で繰り返し急速静脈内投与するとき、初回投与時の最高血中薬物濃 度(1 回目投与直後)の 1.75 倍の血中薬物濃度になるのはいつか。1つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
投与間隔と半減期がともに6時間なので、次回投与時には直前の薬物濃度が2分の1残ります。残存分へ毎回同じ投与分を加えます。
解説
初回投与直後の最高濃度をC₀とします。6時間後の2回目投与直前は0.5C₀、投与直後は0.5C₀+C₀=1.5C₀です。さらに6時間後の3回目投与直前は1.5C₀×0.5=0.75C₀、投与直後は0.75C₀+C₀=1.75C₀となります。したがって該当するのは3回目投与直後です。同様に4回目直前は0.875C₀、直後は1.875C₀となり、他の選択肢を除外できます。
選択肢の確認
1.2 回目投与直後:濃度は1.5C₀で、1.75倍には達しません。
2.3 回目投与直前:濃度は0.75C₀です。
3.3 回目投与直後:正答。残存0.75C₀に新規投与分C₀が加わり1.75C₀です。
4.4 回目投与直前:3回目直後の半分で0.875C₀です。
5.4 回目投与直後:0.875C₀+C₀=1.875C₀です。
覚えるポイント
反復急速静注では「直前濃度を残存率倍し、投与直後に1回分を加える」を時系列で繰り返します。