111Q328第111回 薬剤師国家試験 過去問

2 歳女児。母親に連れられ喫茶店にいたところ、母親が目を離した隙に、未使 用の紙巻たばこを口に含んだ。母親は、女児を連れて直ちに喫茶店の向かいにあっ た薬局を訪れた。薬剤師が確認したところ、紙巻たばこの先端から2 cm 程度が噛 みちぎられていた。女児には特に目立った症状はなく、顔色も良好であった。薬剤 師が母親に提案する対応として、適切なのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: 1・2

正答

1・2

この問題のポイント

たばこ誤食では口腔内の残片を除去し、時刻・量・症状を記録して中毒相談・医療評価へつなぎます。無理に吐かせません。

解説

紙巻たばこはニコチン中毒を起こし、嘔気、嘔吐、顔面蒼白、流涎、頻脈、その後の徐脈・意識障害等が生じ得ます。まず口の中の葉や紙片を取り除き、摂取した推定量、時刻、現時点の症状、製品名を記録し、医療機関または中毒110番へ直ちに相談します。牛乳や大量の水分を飲ませたり、家庭で吐かせたりすると誤嚥等の危険があるため行いません。経口補水液も解毒にはならず、活性炭を含む一般用医薬品を自己判断で投与しません。無症状でも時間経過で症状が出ることがあるため、専門家の指示に従って観察・受診します。

選択肢の確認

1.口の中に残っているものがあれば、取り除く。:正答。追加吸収を防ぎます。
2.口に含んだ後の経過時間及び状態を記録する。:正答。相談・診療に必要な情報です。
3.牛乳を飲ませた後、胃内容物を吐き出させる。:家庭で催吐しません。
4.経口補水液を飲ませる。:解毒目的にはならず、指示なく飲ませません。
5.成分として薬用炭を含む一般用医薬品を服用させる。:自己判断で活性炭を投与しません。

覚えるポイント

中毒事故は「残物除去・現物確保・時刻量症状の記録・専門窓口へ相談」です。

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