59PM006|第59回 理学療法士国家試験 過去問
ゴムバンドを用いて筋力増強運動を実施している様子を図に示す。 この運動で最も増強される筋はどれか。

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正解: 3
正答
3.棘下筋
この問題のポイント
運動学的動作の目的と、その際に主に作用する筋肉を正確に判断する力が求められる。特に、ゴムバンド抵抗で行う肩関節運動の種類と、その運動学的メカニズムを理解することが鍵である。
解説
画像所見によると、立位で肘を90度屈曲し、体側につけ、前腕を外側へ動かしている。これは肩関節の外旋運動である。外旋運動は、肩関節を体の外側へ回す動きで、この動作において最も重要な作用を持つ筋は棘下筋である。棘下筋は肩関節の外旋を主に担い、特に外旋の初期段階で重要な役割を果たす。
他の選択肢を確認すると、大胸筋は内転・内旋に作用し、前鋸筋は肩甲骨の前上方への引きを担う(肩甲骨の前外転)が、外旋とは異なる動き。肩甲下筋は内旋に作用し、烏口腕筋は屈曲・内転に関与するため、この運動では関与しない。したがって、外旋を目的とした運動では、棘下筋が最も効果的に刺激される。
選択肢の確認
1.前鋸筋:肩甲骨の前外転を担うが、外旋とは異なる動作。誤り。
2.大胸筋:内転・内旋に作用。外旋とは無関係。誤り。
3.棘下筋:外旋運動で主に作用。正解。
4.肩甲下筋:内旋に作用。外旋とは逆。誤り。
5.烏口腕筋:屈曲・内転に作用。関与なし。誤り。
覚えるポイント
「外旋=棘下筋」というシンプルな記憶法で、運動の目的(外側へ動かす)と筋肉の対応を結びつけられる。