60AM080|第60回 理学療法士国家試験 過去問
Piaget の発達論で0 ~2 歳ころはどれか。
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正解: 1
正答
1.感覚運動期
この問題のポイント
Piagetの認知発達段階説では、子どもの思考能力が発達する過程を4段階に分けている。その中で、0~2歳の時期は最も初期の段階であり、感覚と運動を通じて外界を認識する段階である。この時期の特徴は、視覚や触覚などの感覚経験をもとに行動を起こし、対象の「永続性」(離れた後も存在する)を獲得するなど、感覚運動的な行動が中心となること。
解説
0~2歳の子どもは、言語や抽象的思考の能力がまだ発達していないため、外的刺激(音、触覚、動き)に反応して行動する。この段階では、物体を「取り、見、触れ、押す」などの感覚運動行動を通じて認識し、その行動が「認知の土台」とされる。例えば、壊れたボールを「もう戻ってくる」と信じるような行動は、この段階で発展する「対象の永続性」の獲得と関連している。この時期の子どもは、まだ論理的思考や仮説形成ができないため、抽象的な概念や理論的思考は不可能である。
選択肢の確認
1.感覚運動期:正しい。0~2歳で感覚と運動を組み合わせて世界を認識する段階。
2.具体的操作期:間違っている。7~11歳頃の段階で、物の保存や論理的思考が可能になる。
3.形式的操作期:間違っている。11歳以降に現れる、仮説を立てて検証する抽象的思考。
4.潜在期:間違っている。Freudの発達理論の段階で、Piagetの理論とは無関係。
5.前操作期:間違っている。2~7歳の段階で、言語やイメージを用いた思考が発達するが、0~2歳には該当しない。
覚えるポイント
「乳幼児期は感覚と運動で世界を理解する」→「感覚運動期」と覚えよう。子どもが「手を伸ばす」「ぶつける」「見つめる」ことで、世界を知っている。