72PM46|第72回 診療放射線技師国家試験 過去問
増感紙・フィルムのセンシトメトリで正しいのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
特性曲線の横軸は対数露光量であり、同じ濃度をより少ない露光で得る高感度系ほど左に位置すると読みます。
解説
増感紙・フィルム系の特性曲線は露光量と写真濃度の関係を示します。高感度系は同じ濃度に達する必要露光量が小さいため、特性曲線は低露光側、つまり左方へ移ります。現像温度を上げて現像活性が増した場合も、感度と濃度は増す方向です。
選択肢の確認
1
1.相反則が成り立つのでタイムスケール法を用いる。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 写真感光材料では露光時間が極端に短い・長いと相反則不軌が生じるため、相反則が完全に成り立つことを理由にタイムスケール法を選ぶのは不適切です。
2
2.ブーツストラップ法には矩形波チャートを用いる。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 ブートストラップ法は露光量比の異なる段階露光から特性曲線を合成する方法で、矩形波チャートはMTF測定に用います。
3
3.現像処理温度が高いと特性曲線は右側にシフトする。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 現像温度上昇で還元反応が促進し、同一露光で濃度が高くなるため、曲線は右ではなく概ね左・上方向へ変化します。
4
4.焦点 - フィルム間距離が2倍になれば X 線強度は4倍になる。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 X線強度は距離の二乗に反比し、焦点フィルム間距離が2倍なら強度は1/4です。
5
5.感度が高い増感紙・フィルムの方が特性曲線は左側に位置する。
判定:正答(記述は正しい)。 高感度系はより小さな露光量で同じ濃度を得るため、対数露光量軸上で特性曲線が左側に位置します。
覚えるポイント
- 高感度=少露光で同濃度=特性曲線は左です。
- タイムスケールは相反則不軌の影響、距離スケールは線質変化の影響に注意します。
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