74AM11|第74回 診療放射線技師国家試験 過去問

過去問題(分野未登録)第74回

デュアルエネルギー CT で正しいのはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

デュアルエネルギーCTのX線発生方式、仮想単色画像、物質弁別、アーチファクト低減を整理します。

解説

デュアルエネルギーCTは、異なる2種類のX線スペクトルに対する物質の減弱差を利用します。高速管電圧スイッチング方式では1本のX線管の管電圧を短時間で切り替えます。低keVの仮想単色画像では、ヨードのK吸収端33.2 keVへ近づくためヨードの減弱とCT値が上昇し、造影効果が強くなります。基底物質分解にはエネルギー依存性の異なる物質を選び、ヨード画像、実効原子番号画像、仮想非造影画像などを作成できます。

選択肢の確認

1

1.サイクロトロンによる放射光を使用する。

判定:正答ではない(記述は誤り)。 臨床用デュアルエネルギーCTはX線管からの制動X線を用います。サイクロトロン放射光を日常装置の線源にはしません。

2

2.高速スイッチング方式では、2つの X 線管が実装されている。

判定:正答ではない(記述は誤り)。 高速スイッチング方式は1本のX線管で高・低管電圧を高速に切り替える方式です。2管球方式とは別です。

3

3.エネルギーが低い仮想単色 X 線画像ではヨードの CT 値が増加する。

判定:正答(記述は正しい)。 低い単色エネルギーではヨードのK吸収端へ近づき光電吸収が強くなるため、ヨードのCT値とコントラストが増加します。

4

4.通常の X 線 CT よりビームハードニングアーチファクトが増加する。

判定:正答ではない(記述は誤り)。 物質分解や仮想単色画像によってビームハードニングを低減できるので、通常CTより必ず増えるわけではありません。

5

5.物質弁別において2つの基底物質は、実効原子番号が同一となる物質を選択
する。

判定:正答ではない(記述は誤り)。 基底物質には減弱係数のエネルギー依存性が十分異なる組合せを選びます。実効原子番号が同一では弁別情報が得にくくなります。

覚えるポイント

  • 高速kVスイッチング=1管球で高低管電圧を切替、二管球方式とは区別します。
  • 低keV仮想単色画像はヨード造影を強調し、異なる減弱特性を使って物質分解します。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

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