74AM12|第74回 診療放射線技師国家試験 過去問
MRI 装置の超伝導磁石で正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
超伝導磁石の構造、コイル材料、冷却、到達磁場、永久電流モードを確認します。
解説
一般的な超伝導MRI磁石は円筒状の閉鎖型ボアを持ち、Nb-Tiなどの超伝導線材を液体ヘリウム温度まで冷却します。超伝導状態では電気抵抗がほぼゼロとなり、励磁後は永久電流モードで磁場を維持できます。コイル電流を維持するための連続電力はほぼ不要ですが、冷凍機や周辺装置は電力を消費します。研究・臨床では3 Tを超える磁場の装置も実現されています。
選択肢の確認
1
1.形状はオープン型である。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 代表的な超伝導磁石は円筒状の閉鎖型です。オープン型は永久磁石などで多く、超伝導磁石の一般的特徴とはいえません。
2
2.コイルの線材は銅である。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 コイルにはNb-Tiなどの超伝導合金線材を使います。銅は安定化材にはなりますが、超伝導線材そのものではありません。
3
3.冷却に液体ヘリウムを用いる。
判定:正答(記述は正しい)。 低温で超伝導状態を得るため、液体ヘリウムまたはヘリウムを用いる冷却系を使用します。
4
4.3T を超える高磁場は得られない。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 7 Tなど3 Tを超える超高磁場MRIも存在するため、3 Tが物理的上限ではありません。
5
5.電流が流れている間は電力が消費される。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 永久電流モードではコイル抵抗がほぼゼロで、磁場維持電流にジュール損失はほぼ生じません。
覚えるポイント
- 超伝導磁石=Nb-Ti系コイル、ヘリウム冷却、永久電流モードです。
- 磁場維持電流の損失が小さいことと、冷凍機・装置全体が電力を使わないことは別です。
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