74AM20|第74回 診療放射線技師国家試験 過去問
脳の MRI で灌流情報が得られるのはどれか。2つ選べ。
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正解: 1・2
正答
1・2
この問題のポイント
脳灌流を測るASL・DSCと、拡散・代謝・形態解析法を区別する複数選択問題です。
解説
ASLは頸部動脈血の水プロトンをRFで磁気的に標識し、標識像と対照像の差から非造影で脳血流を評価します。DSCはガドリニウム造影剤の初回通過に伴うT2*信号低下を動的に測定し、CBF、CBV、MTTなどの灌流指標を求めます。DTI、MRS、VBMはそれぞれ白質線維、代謝物、灰白質などの形態を評価する方法です。
選択肢の確認
1
1.ASL〈arterial spin labeling〉
判定:正答(記述は正しい)。 動脈血そのものを内因性トレーサとして磁気標識し、標識血の組織流入から灌流情報を得ます。
2
2.DSC〈dynamic susceptibility contrast〉
判定:正答(記述は正しい)。 造影剤ボーラス通過時の磁化率変化を連続撮像し、時間濃度曲線から脳灌流を評価します。
3
3.DTI〈diffusion tensor imaging〉
判定:正答ではない(記述は誤り)。 DTIは水分子拡散の方向依存性から白質線維走行を評価する方法で、一次的な灌流測定法ではありません。
4
4.MRS〈magnetic resonance spectroscopy〉
判定:正答ではない(記述は誤り)。 MRSはNAA、コリン、乳酸などの代謝物スペクトルを測る方法で、血流量・通過時間を求める方法ではありません。
5
5.VBM〈voxel-based morphometry〉
判定:正答ではない(記述は誤り)。 VBMは脳画像を標準化して局所灰白質・白質体積を統計比較する形態解析で、灌流情報を直接測定しません。
覚えるポイント
- ASL=非造影・動脈血水を標識、DSC=造影剤初回通過・T2*信号低下です。
- DTI=線維、MRS=代謝、VBM=形態と役割で分けます。
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