74PM17|第74回 診療放射線技師国家試験 過去問
脳のファンクショナル MRI で解析対象の信号源に利用されるのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
fMRIのBOLD信号を、酸化・還元ヘモグロビンの磁化率差と神経活動に結び付けます。
解説
一般的な脳fMRIはBOLD〈blood oxygenation level dependent〉効果を利用します。神経活動に伴う局所血流増加が酸素消費増加を上回ると、常磁性のデオキシヘモグロビン濃度が低下し、局所磁場不均一が減ってT2*強調信号が上昇します。外因性造影剤を必要としない間接的な神経活動指標です。
選択肢の確認
1
1.BOLD による磁化率効果
判定:正答(記述は正しい)。 BOLDはデオキシヘモグロビンによる磁化率効果の変化をT2*強調画像で検出する標準的fMRI信号です。
2
2.MT パルスによる磁化移動効果
判定:正答ではない(記述は誤り)。 MTパルスは高分子結合水と自由水の磁化移動を利用し、通常の賦活fMRI信号源ではありません。
3
3.MPG による水分子拡散強調効果
判定:正答ではない(記述は誤り)。 MPGは水分子拡散を強調して梗塞や白質線維を評価しますが、一般的BOLD-fMRIとは別です。
4
4.CHESS パルスによる脂肪信号抑制効果
判定:正答ではない(記述は誤り)。 CHESSは脂肪の共鳴周波数を選択的に飽和する前処理で、脳賦活信号を作りません。
5
5.ガドリニウム造影剤による緩和時間短縮効果
判定:正答ではない(記述は誤り)。 ガドリニウムのT1短縮は造影MRIに用いますが、通常のBOLD-fMRIは造影剤を使用しません。
覚えるポイント
- BOLD信号は常磁性デオキシヘモグロビン量に依存するT2*磁化率効果です。
- 神経活動部では血流増加によりデオキシHbが減り、一般に信号が上昇します。
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