74AM21|第74回 診療放射線技師国家試験 過去問

過去問題(分野未登録)第74回

腹部 MR 像を別に示す。 矢印のアーチファクトを軽減するのはどれか。

74AM21の問題画像
解答・解説を見る

正解: 5

正答

5

この問題のポイント

大動脈の血流に由来する位相方向の反復像を確認し、流入血を事前飽和する対策を選びます。

解説

画像では大動脈の高信号が位相エンコード方向へ繰り返し投影された流れのゴーストが見えます。撮像スライスへ流入する血液は未励起で高信号になりやすいため、上流側のスライス外へ空間飽和パルスを置き、流入前に縦磁化を飽和させるとアーチファクトを軽減できます。TE・TRの延長や脂肪選択抑制では、原因である流入血を直接抑えません。

選択肢の確認

1

1.TE の延長

判定:正答ではない(記述は誤り)。 TEを延長しても流入血を選択的に飽和できず、信号減衰や他のアーチファクトを増やす可能性があります。

2

2.TR の延長

判定:正答ではない(記述は誤り)。 TR延長は縦磁化回復を増やし、未飽和流入血に由来するゴーストの直接対策にはなりません。

3

3.呼吸同期法の併用

判定:正答ではない(記述は誤り)。 呼吸同期は腹壁・臓器の呼吸性ゴーストに有効ですが、画像の大動脈血流による反復像を直接消す方法ではありません。

4

4.CHESS パルスの付加

判定:正答ではない(記述は誤り)。 CHESSは脂肪の共鳴周波数へRFを照射する脂肪抑制で、血流信号を選択的に低下させません。

5

5.スライス外への空間飽和パルスの付加

判定:正答(記述は正しい)。 流入方向のスライス外へ飽和帯を置けば、血液が撮像面へ入る前に信号を抑えられ、血流ゴーストが軽減します。

覚えるポイント

  • 血流ゴーストは位相方向へ並び、上流側のプリサチュレーションで抑制します。
  • 呼吸同期は呼吸性、CHESSは脂肪、空間飽和は流入血と原因別に選びます。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

問題文・正答・解説に誤りを見つけたら、この問題の誤りを報告する([email protected])までお知らせください。確認して修正します。

関連問題

← 74AM2074AM22 →
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)