73PM22|第73回 診療放射線技師国家試験 過去問
腹部 MR 像を別に示す。 矢印の部分に存在するアーチファクトで正しいのはどれか。

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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
画像で腎周囲の水・脂肪境界に明暗の帯がみられ、周波数エンコード方向のケミカルシフトと判断します。
解説
脂肪の共鳴周波数は水より約3.5 ppm低く、周波数エンコード方向で異なる位置に記録されます。このずれで水と脂肪が重なる側に高信号帯、離れる側に低信号帯が生じます。Hzでの周波数差は静磁場強度に比例するため、高磁場ほど顕著です。
選択肢の確認
1
1.位相エンコード方向に出現する。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 1型ケミカルシフトは周波数エンコード方向に出現し、位相エンコード方向ではありません。
2
2.静磁場強度が高いほど顕著になる。
判定:正答(記述は正しい)。 水と脂肪の周波数差HzはB0に比例するため、静磁場が高いほど位置ずれが顕著になります。
3
3.水と脂肪の位相差が原因で生じる。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 画像の両側に明帯・暗帯を生む1型は水と脂肪の共鳴周波数差が原因で、位相差による信号相殺を主因とする2型と区別します。
4
4.トランケーションアーチファクトである。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 トランケーションは高コントラスト境界に並行する複数の振動縞で、腎周囲の明暗一対の帯と異なります。
5
5.受信バンド幅を狭くすることで低減できる。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 受信バンド幅を狭くすると一画素当たりの周波数幅が小さくなり、ケミカルシフトの画素ずれは増えます。低減には広いバンド幅を用います。
覚えるポイント
- 1型ケミカルシフト=周波数方向の位置ずれです。
- 高磁場・狭バンド幅で増え、広バンド幅で減ります。
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