74PM12|第74回 診療放射線技師国家試験 過去問
MRI の撮影中に検査室内に発生する規則的な音の原因で考えられるのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
MRIの撮影音を、時間変化する傾斜磁場とコイルのローレンツ力に結び付けます。
解説
撮影シーケンス中は傾斜磁場コイルへ大電流を高速に切り替えて流します。静磁場中の導体にローレンツ力が働き、コイルや支持構造が周期的に振動して大きな規則音を生じます。静磁場は回転せず、RFパルス自体は可聴音の主因ではありません。クエンチは異常時の急激な超伝導消失です。
選択肢の確認
1
1.静磁場の回転
判定:正答ではない(記述は誤り)。 静磁場B₀は一定方向に維持される場で、回転して規則音を発生させるものではありません。
2
2.クエンチの発生
判定:正答ではない(記述は誤り)。 クエンチは超伝導状態が失われる異常事象で、通常撮影ごとに生じる規則音ではありません。
3
3.傾斜磁場の印加
判定:正答(記述は正しい)。 傾斜磁場を高速スイッチングするとコイルに周期的なローレンツ力が働き、振動音が生じます。
4
4.電源装置の振動
判定:正答ではない(記述は誤り)。 電源装置にも作動音はありますが、撮影シーケンスに同期した主な大音量の原因は傾斜磁場コイルです。
5
5.RF パルスの印加
判定:正答ではない(記述は誤り)。 RFパルスは核スピンを励起しますが、検査室内の規則的な機械音を直接生じさせる主因ではありません。
覚えるポイント
- MRI撮影音=傾斜磁場の高速切替→ローレンツ力→コイル振動です。
- 聴覚保護具を用い、クエンチ音とは区別します。
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