74AM63|第74回 診療放射線技師国家試験 過去問
MRI における安全性について正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
MRIの静磁場・傾斜磁場・RF磁場それぞれの危険と、条件付き適合機器の管理を区別します。
解説
MRIではRF磁場による体内誘導電流が組織加熱を起こし、SARで管理されます。導電性ワイヤーやケーブルはアンテナのようにRFを受け、先端やループへ電流が集中して熱傷を生じ得ます。傾斜磁場は末梢神経刺激や騒音、静磁場は吸引・トルクなどが主な危険です。MR Conditional機器は磁場強度、SAR、撮像条件、監視体制など指定条件を満たす場合に限り検査できます。
選択肢の確認
1
1.人体の発熱は主に傾斜磁場により生じる。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 人体の主要なRF加熱は高周波磁場により生じ、傾斜磁場の主な生体作用は末梢神経刺激です。
2
2.脳動脈瘤のクリップは多くが磁性体である。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 現行の脳動脈瘤クリップには非強磁性・MR条件付き製品も多く、材質不明なら情報確認が必要です。
3
3.胎児や乳児に対する安全性は確立されている。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 胎児・乳児への検査は利益とリスクを評価して行い、あらゆる条件で安全性が確立したとは言い切れません。
4
4.導電性ワイヤーを内在したカテーテルは、発熱の原因となる。
判定:正答(記述は正しい)。 導電性ワイヤーではRF誘導電流が集中し、カテーテル先端や接触部の局所発熱・熱傷を起こし得ます。
5
5.条件つき MRI 対応ペースメーカは、撮影条件を遵守すればすべての施設で
検査が可能である。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 条件付きペースメーカでも、対応施設・専門職・監視・機器ごとの撮像条件を満たす必要があります。
覚えるポイント
- 静磁場=吸引・トルク、傾斜磁場=神経刺激・騒音、RF=加熱です。
- MR Conditionalは『無条件に安全』ではなく、指定条件下で安全です。
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