74AM72|第74回 診療放射線技師国家試験 過去問
電子線のエネルギーが12 MeVのとき、アルミニウム中の飛程[cm]に最も近いのはどれか。 ただし、アルミニウムの密度は2.7 g/cm³とする。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
電子線の実用飛程を質量厚で求め、アルミニウムの密度で長さへ換算します。
解説
10 MeVを超える電子線の実用飛程の近似 Rₚ≈0.52E−0.3 g/cm²を用いると、E=12 MeVで Rₚ≈0.52×12−0.3=5.94 g/cm²です。長さは質量厚を密度で割り、5.94/(2.7 g/cm³)=2.20 cmとなります。水中飛程のcm値をそのままアルミニウムに当てはめないことが要点です。
選択肢の確認
1
1.1.1
判定:正答ではない(記述は誤り)。 1.1 cmでは質量厚は2.97 g/cm²にすぎず、12 MeV電子の近似飛程の約半分です。
2
2.2.2
判定:正答(記述は正しい)。 Rₚ=(0.52×12−0.3)/2.7≈2.2 cmとなります。
3
3.3.3
判定:正答ではない(記述は誤り)。 3.3 cmは質量厚8.91 g/cm²に相当し、近似式の5.94 g/cm²より大きすぎます。
4
4.4.7
判定:正答ではない(記述は誤り)。 4.7 cmは密度による換算を逆向きに扱うなどして得る過大値です。
5
5.5.9
判定:正答ではない(記述は誤り)。 5.9は質量飛程5.94 g/cm²の数値に近く、密度で割ってcmへ直す前の値です。
覚えるポイント
- 電子線の実用飛程は高エネルギー域でRₚ≈0.52E−0.3 g/cm²と近似できます。
- 質量厚g/cm²を長さcmへ直すときは密度g/cm³で割ります。
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