74PM72|第74回 診療放射線技師国家試験 過去問
水における光子エネルギーと相互作用ごとの質量減弱係数の関係を図に示す。 Aの相互作用で正しいのはどれか。 ただし、実線は全質量減弱係数とする。

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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
公式グラフで低エネルギー側ほど急峻に減少する曲線Aを、相互作用のエネルギー依存性から同定します。
解説
水の質量減弱係数では、低エネルギー域で光電効果が強く、光子エネルギーの上昇とともにおよそE⁻³のように急激に減少します。公式図のAはこの急峻な減少曲線です。Compton散乱は広い診断エネルギー域で緩やかに変化し、干渉性散乱は低エネルギーで小さく、電子対生成と光核反応は高いしきいエネルギーを要します。
選択肢の確認
1
1.光電効果
判定:正答(記述は正しい)。 光電効果の質量減弱係数は低エネルギーで大きく、エネルギー上昇で急減するAの形に一致します。
2
2.光核反応
判定:正答ではない(記述は誤り)。 光核反応は核結合エネルギーを超えるMeV域で問題となり、10〜100 keVのAではありません。
3
3.干渉性散乱
判定:正答ではない(記述は誤り)。 干渉性散乱は低エネルギーにみられますが寄与は小さく、Aとは別の低い曲線です。
4
4.電子対生成
判定:正答ではない(記述は誤り)。 電子対生成は1.022 MeV以上で始まるため、図のkeV低エネルギー域のAではありません。
5
5.Compton〈コンプトン〉散乱
判定:正答ではない(記述は誤り)。 Compton散乱は電子密度に依存し、診断領域で比較的緩やかに低下する曲線です。
覚えるポイント
- 光電効果は低エネルギー側で大きく、E上昇で急減します。
- 電子対生成は1.022 MeV、光核反応はさらに高エネルギー域です。
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