74PM73|第74回 診療放射線技師国家試験 過去問

過去問題(分野未登録)第74回

重荷電粒子と物質の相互作用について正しいのはどれか。

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正解: 5

正答

5

この問題のポイント

重荷電粒子の飛程、散乱、阻止能、主な損失機構、飛程終端のBraggピークを確認します。

解説

陽子・α粒子などの重荷電粒子は、主に物質中電子との電離・励起で連続的にエネルギーを失います。電子より質量が大きいため多重散乱による方向変化は小さく、比較的直線的な有限飛程を持ちます。速度低下に伴い衝突阻止能・比電離が増加し、飛程終端近くでBraggピークを形成します。

選択肢の確認

1

1.飛程は物質の密度に比例する。

判定:正答ではない(記述は誤り)。 同じ粒子・初期エネルギーなら物理的飛程は密度が高いほど短くなり、密度に比例しません。

2

2.水中では多重散乱の飛跡を示す。

判定:正答ではない(記述は誤り)。 水中でも相互作用しますが、電子線のような大きな多重散乱軌跡ではなく比較的直進します。

3

3.質量衝突阻止能は速度に比例する。

判定:正答ではない(記述は誤り)。 Bethe式では低速化すると質量衝突阻止能は概ね1/v²で増え、速度に比例しません。

4

4.エネルギー損失は主に放射損失である。

判定:正答ではない(記述は誤り)。 重荷電粒子の主損失は電離・励起による衝突損失で、放射損失は小さいものです。

5

5.重荷電粒子の比電離は飛程終端部で急激に増大する。

判定:正答(記述は正しい)。 飛程終端で速度が下がると単位長さ当たり電離が急増し、Braggピークを生じます。

覚えるポイント

  • 重荷電粒子は主に衝突損失、比較的直進し有限飛程を持ちます。
  • 終端で比電離・LETが増えてBraggピークを形成します。

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