76AM53|第76回 診療放射線技師国家試験 過去問
基礎医学大要人体の構造と機能の基礎人体の方向と断面
人体の方向で正しいのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、人体の方向を 解剖学的正位で判断します。
解剖学的正位では、体は直立し、顔と足先を前に向け、上肢を体側に下げ、手掌を前方に向けた状態で考えます。
したがって、手掌は前面です。
解説
人体の方向を表す用語は、体位によって変えるのではなく、基本的に 解剖学的正位を基準にします。
代表的な方向用語は次の通りです。
- 前方・腹側:体の前側
- 後方・背側:体の後ろ側
- 近位:体幹に近い側
- 遠位:体幹から遠い側
- 伸側:関節を伸ばす側
- 屈側:関節を曲げる側
上肢では、解剖学的正位で手掌は前方を向きます。そのため、手掌は前面です。
上腕の伸側は、肘を伸ばす筋である上腕三頭筋の側で、後面に相当します。
大腿の伸側は、膝を伸ばす大腿四頭筋の側で、前面に相当します。
前腕は上腕より手に近い部位なので、上腕より 遠位にあります。
ひっかけポイント
日常的な立位では手の甲が外側、手掌が内側に見えることがあります。
しかし解剖では、手掌を前方へ向けた 解剖学的正位で判断します。
選択肢の確認
1.正しい。
解剖学的正位では手掌は前方を向きます。したがって、手掌は前面です。
2.誤り。
足背は足の上面にあたる部分です。後面ではありません。足の裏側は足底といいます。
3.誤り。
上腕伸側は、主に上腕三頭筋がある側であり、上腕の後面に相当します。前面ではありません。
4.誤り。
大腿伸側は、主に大腿四頭筋がある側であり、大腿の前面に相当します。後面ではありません。
5.誤り。
前腕は上腕より体幹から遠い位置にあります。したがって、前腕は上腕より遠位です。
覚えるポイント
- 人体の方向は 解剖学的正位で考えます。
- 解剖学的正位では 手掌は前面です。
- 上腕伸側は後面、大腿伸側は前面です。
- 体幹に近い側を 近位、遠い側を 遠位といいます。
- 前腕は上腕より 遠位にあります。