76AM60|第76回 診療放射線技師国家試験 過去問
基礎医学大要呼吸器、胸郭、胸壁、胸膜、乳房胸郭、胸壁、乳房の構造と機能
横隔膜の大動脈裂孔を通るのはどれか。 2 つ選べ。
2つ選択
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正解: 1・3
正答
1、3
この問題のポイント
この問題では、横隔膜にある主要な通過部位と、そこを通る構造物を問われています。
「2 つ選べ。」なので、正しい選択肢は 1 と 3 です。
大動脈裂孔を通る代表は、大動脈、胸管、奇静脈です。
解説
横隔膜には、胸腔と腹腔をつなぐ主要な通過部位があります。
代表的な 3 つは次の通りです。
大静脈孔
下大静脈が通ります。食道裂孔
食道と迷走神経幹が通ります。大動脈裂孔
大動脈、胸管、奇静脈が通ります。
大動脈裂孔は横隔膜の後方にあり、胸部大動脈が腹部大動脈へ移行する部位です。胸管もここを通り、腹部から胸腔へ上行します。また、奇静脈も大動脈裂孔を通る構造として扱われます。
一方、食道は食道裂孔を通ります。迷走神経も食道とともに食道裂孔を通ります。下大静脈は大静脈孔を通ります。
国家試験ではここを押さえる
横隔膜の通過部位は、T8 大静脈、T10 食道、T12 大動脈の順で覚えると整理しやすいです。
大動脈裂孔は T12 で、大動脈・胸管・奇静脈が通ります。
選択肢の確認
1.正しい。
胸管は大動脈裂孔を通って腹部から胸腔へ上行します。大動脈裂孔を通る代表的構造です。
2.誤り。
食道は大動脈裂孔ではなく、食道裂孔を通ります。迷走神経幹も食道とともに通ります。
3.正しい。
奇静脈は大動脈裂孔を通る構造として扱われます。胸管とともに正答です。
4.誤り。
下大静脈は大静脈孔を通ります。大動脈裂孔ではありません。
5.誤り。
迷走神経は食道とともに食道裂孔を通ります。大動脈裂孔を通る構造ではありません。
覚えるポイント
- 大静脈孔は下大静脈が通ります。
- 食道裂孔は食道と迷走神経が通ります。
- 大動脈裂孔は大動脈、胸管、奇静脈が通ります。
- 通過部位は T8、T10、T12で整理します。
- 「2つ選べ」では、胸管と奇静脈を選びます。