77AM34|第77回 診療放射線技師国家試験 過去問
機械学習の多クラス分類モデルの評価指標でないのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
この問題では、機械学習の分類モデルの評価指標が問われています。
多クラス分類モデルでも、正解率、適合率、再現率、F 値などを用いて性能を評価します。
評価指標でないのは、比例尺度です。
解説
機械学習の分類モデルでは、予測結果と正解ラベルを比較して性能を評価します。
代表的な評価指標には、次のようなものがあります。
- 正解率〈accuracy〉
- 適合率〈precision〉
- 再現率〈recall〉
- F 値、F1 score
- 混同行列
多クラス分類では、クラスごとに適合率や再現率を求めたり、それらを平均して全体の性能を評価したりします。
一方、比例尺度は統計学や測定尺度の分類で使われる用語です。
絶対的な 0 をもち、比を意味あるものとして扱える尺度を指します。
たとえば、身長、体重、時間、線量などは比例尺度として扱えます。
しかし、比例尺度は分類モデルの予測性能を評価する指標ではありません。
ひっかけポイント
「分類」「評価」という言葉から統計用語が混ざって出題されています。
機械学習モデルの性能指標か、データの測定尺度かを区別します。
分類評価指標の基本
- 正解率:全体のうち、正しく分類できた割合。
- 適合率:陽性と予測したもののうち、実際に陽性だった割合。
- 再現率:実際の陽性のうち、正しく陽性と予測できた割合。
- F 値:適合率と再現率の調和平均。
選択肢の確認
1.誤り。
F 値は、適合率と再現率を組み合わせた分類モデルの評価指標です。
多クラス分類でも、クラスごとに F 値を求めたり、平均化して評価したりします。
2.誤り。
再現率は、実際にそのクラスであるデータをどれだけ正しく検出できたかを表す評価指標です。
分類モデルの評価に用いられます。
3.誤り。
正解率は、全データのうち予測が正しかった割合です。
分類モデルの基本的な評価指標です。
4.誤り。
適合率は、そのクラスと予測したもののうち、実際にそのクラスだった割合です。
分類モデルの評価指標として用いられます。
5.正しい。
比例尺度は、測定尺度の分類に関する用語です。
機械学習の多クラス分類モデルの評価指標ではありません。
したがって、この選択肢が正答です。
覚えるポイント
- 分類モデルの評価指標には、正解率、適合率、再現率、F 値がある。
- F 値は適合率と再現率の調和平均。
- 多クラス分類では、クラスごとの指標や平均指標を用いる。
- 比例尺度は測定尺度の分類であり、モデル評価指標ではない。
- 「評価指標でないもの」を問う問題では、統計用語の混入に注意する。