77AM47|第77回 診療放射線技師国家試験 過去問

基礎医学大要病態の基礎

Ⅰ型アレルギー反応に関連するのはどれか。 2 つ選べ。

2つ選択
解答・解説を見る

正解: 3・5

正答

3、5

この問題のポイント

この問題は 2 つ選べ の問題です。

Ⅰ型アレルギー反応は、即時型アレルギーとも呼ばれます。

中心になるのは、IgE 抗体と、肥満細胞から放出されるヒスタミンです。

したがって、正答は 3.IgE 抗体 と 5.ヒスタミン です。

解説

Ⅰ型アレルギー反応は、アレルゲンに対して IgE 抗体が関与する反応です。

まず、アレルゲンに感作されると、IgE 抗体が産生されます。
この IgE 抗体は、肥満細胞や好塩基球の表面に結合します。

その後、同じアレルゲンが再び体内に入ると、肥満細胞表面の IgE と結合し、肥満細胞が脱顆粒します。

このとき放出される代表的な化学伝達物質がヒスタミンです。

ヒスタミンは、血管透過性亢進、血管拡張、平滑筋収縮、かゆみ、浮腫などを引き起こします。

代表的なⅠ型アレルギーには、次のようなものがあります。

  • アナフィラキシー
  • 気管支喘息の一部
  • アレルギー性鼻炎
  • 蕁麻疹
  • 食物アレルギー

ひっかけポイント
Ⅰ型アレルギーは IgE と ヒスタミン をまず結びつけます。
IgM や補体はⅡ型・Ⅲ型アレルギーで重要になることがあります。

アレルギー分類の整理

  • Ⅰ型:IgE、肥満細胞、ヒスタミン、即時型
  • Ⅱ型:IgG、IgM、補体、細胞障害型
  • Ⅲ型:免疫複合体、補体
  • Ⅳ型:T 細胞、遅延型

選択肢の確認

1.誤り。
補体は、Ⅱ型アレルギーやⅢ型アレルギーで重要になります。

Ⅰ型アレルギーの中心は IgE と肥満細胞の脱顆粒です。

2.誤り。
T 細胞は、主にⅣ型アレルギー反応、つまり遅延型アレルギーで重要です。

Ⅰ型アレルギーの直接的な中心ではありません。

3.正しい。
Ⅰ型アレルギー反応では、IgE 抗体が肥満細胞や好塩基球に結合します。

アレルゲンとの再接触により脱顆粒が起こり、即時型反応が生じます。

4.誤り。
IgM 抗体は、Ⅱ型アレルギーや補体活性化に関与することがあります。

Ⅰ型アレルギーの代表的な抗体ではありません。

5.正しい。
ヒスタミンは、肥満細胞や好塩基球から放出される代表的な化学伝達物質です。

Ⅰ型アレルギーで血管拡張、血管透過性亢進、かゆみ、気管支収縮などに関与します。

覚えるポイント

  • Ⅰ型アレルギー = 即時型アレルギー。
  • Ⅰ型アレルギー = IgE 抗体 + 肥満細胞 + ヒスタミン。
  • ヒスタミンは血管透過性亢進や気管支収縮に関与する。
  • 補体や IgM はⅡ型・Ⅲ型で重要。
  • T 細胞はⅣ型アレルギーで重要。

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