77AM21第77回 診療放射線技師国家試験 過去問

基礎医学大要健康と公衆衛生保健統計

我が国の 2022 年時点の統計で正しいのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題では、我が国の死因統計部位別がん死亡数について問われています。

2022 年時点の統計では、女性の部位別がん死亡数で最も多いのは大腸がんです。

したがって、正答は 4.女性の部位別がん死亡数で最も多いのは大腸がんである。 です。

解説

我が国の死因の第 1 位は、長年 悪性新生物、つまりがんです。

肺炎は高齢者で重要な死因ですが、死因全体の第 1 位ではありません。

がんによる死亡数は、全体として男性の方が女性より多い傾向があります。
したがって、「女性の方が男性より多い」は誤りです。

また、胃がんは以前は非常に多いがんでしたが、年齢調整死亡率は長期的には低下傾向です。
2000 年と比べて上昇しているとはいえません。

部位別がん死亡数では、男性は肺がんが最も多く、女性は大腸がんが最も多いことを押さえます。

ひっかけポイント
女性では乳がんの罹患数が多い印象がありますが、死亡数で最も多い部位は大腸がんです。
「罹患数」と「死亡数」は区別して覚えます。

国家試験ではここを押さえる

  • 死因第 1 位は 悪性新生物
  • がん死亡数は、一般に男性の方が女性より多い。
  • 胃がん年齢調整死亡率は長期的に低下傾向。
  • 女性の部位別がん死亡数で最も多いのは 大腸がん
  • 男性の部位別がん死亡数で最も多いのは 肺がん

選択肢の確認

1.誤り。
我が国の死因の第 1 位は肺炎ではなく、悪性新生物です。

肺炎は高齢者に多い重要な死因ですが、全体の第 1 位ではありません。

2.誤り。
がんによる死亡数は、女性より男性の方が多い傾向があります。

したがって、「女性の方が男性よりも多い」は誤りです。

3.誤り。
胃がんの年齢調整死亡率は、2000 年と比べて上昇しているのではなく、長期的には低下傾向です。

年齢調整死亡率は、人口の高齢化の影響を補正して比較する指標です。

4.正しい。
2022 年時点の統計では、女性の部位別がん死亡数で最も多いのは大腸がんです。

したがって、この選択肢が正答です。

5.誤り。
男性の部位別がん死亡数で最も多いのは、前立腺がんではなく肺がんです。

前立腺がんは男性に特有の重要ながんですが、死亡数の第 1 位ではありません。

覚えるポイント

  • 死因第 1 位 = 悪性新生物
  • 男性のがん死亡数第 1 位 = 肺がん
  • 女性のがん死亡数第 1 位 = 大腸がん
  • 胃がん年齢調整死亡率は長期的に低下傾向。
  • がん統計では、罹患数死亡数を混同しない。

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