77PM37|第77回 診療放射線技師国家試験 過去問
心原性ショックの臨床症状で誤っているのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題は、心原性ショックの臨床症状として誤っているものを選ぶ問題です。
ショックでは末梢循環不全により、顔面蒼白、冷汗、皮膚冷感、脈拍微弱、意識低下などがみられます。
解説
心原性ショックは、心筋梗塞、重症不整脈、心筋症、心不全などにより心拍出量が著しく低下し、全身の組織へ十分な血液を送れなくなる状態です。
心拍出量が低下すると、重要臓器への血流を保つために交感神経が亢進します。その結果、末梢血管は収縮し、皮膚は冷たく、蒼白になり、冷汗を伴いやすくなります。
また、脳血流が低下すると意識低下が起こり、肺うっ血や代謝性アシドーシスが関係して頻呼吸がみられることもあります。脈拍は弱く触れにくくなります。
一方、ショックで典型的なのは皮膚湿潤、冷汗です。皮膚乾燥は心原性ショックの典型的な臨床症状ではありません。
ひっかけポイント
ショックでは「冷たく湿った皮膚」をイメージします。
皮膚乾燥はショックの典型像ではないため、誤っている症状として選びます。
選択肢の確認
1.正しい症状です。
頻呼吸は、低酸素、肺うっ血、代謝性アシドーシスなどにより心原性ショックでみられることがあります。
2.正しい症状です。
意識低下は、心拍出量低下により脳血流が不足することで起こります。ショックの重症度を示す重要な所見です。
3.正しい症状です。
顔面蒼白は、末梢血管収縮と末梢循環不全によりみられます。ショックでよくみられる所見です。
4.誤り。
心原性ショックでは交感神経亢進により冷汗を伴い、皮膚は冷たく湿潤することが多いです。皮膚乾燥は典型的な臨床症状ではないため、これが正答です。
5.正しい症状です。
脈拍微弱は、心拍出量低下により末梢で脈が触れにくくなる所見です。心原性ショックで重要な臨床症状です。
覚えるポイント
- 心原性ショックは、心拍出量低下による循環不全です。
- 代表症状は、頻呼吸、意識低下、顔面蒼白、冷汗、皮膚冷感、脈拍微弱です。
- ショックでは冷たく湿った皮膚を考えます。
- 皮膚乾燥は心原性ショックの典型症状ではありません。
- 検査中にショックを疑う症状が出たら、直ちに検査を中止し、応援要請と救急対応を行います。