78PM85|第78回 診療放射線技師国家試験 過去問
乳房CC 方向撮影で正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4.外側上部がブラインドエリアになりやすい。
この問題のポイント
乳房撮影のCC方向、つまり頭尾方向撮影の特徴を問う問題です。
CC方向撮影では、乳房を上下方向から圧迫して撮影します。
乳房全体をできるだけ検出器上に引き出すことが重要ですが、外側上部は入りにくく、ブラインドエリアになりやすい部位です。
したがって、正しい選択肢は
4.外側上部がブラインドエリアになりやすい。
です。
解説
乳房撮影では、主にCC方向撮影とMLO方向撮影を組み合わせて評価します。
CC方向撮影では、乳房を頭尾方向、つまり上から下へ圧迫して撮影します。
乳頭が正面を向き、内側・外側の乳腺ができるだけ左右対称に入るようにポジショニングします。
しかし、CC方向撮影では乳房の外側上部、特に腋窩に近い領域が画像に入りにくくなります。
この部分はブラインドエリアになりやすいため、乳房を十分に前方へ引き出し、外側組織をできるだけ含めることが大切です。
一方、MLO方向撮影では、大胸筋を含めるために乳房支持台の角度を被検者の大胸筋走行に合わせます。
これはCC方向撮影ではなくMLO方向撮影のポイントです。
選択肢の確認
1.圧迫圧は50 N程度とする。
誤りです。
乳房撮影では、画質向上と被ばく低減のために適切な圧迫が必要です。
50 N程度では一般に十分な圧迫とはいえません。
圧迫は患者の疼痛や乳房状態を確認しながら、適切な範囲で行います。
2.管電圧は圧迫乳房厚に反比例する。
誤りです。
圧迫乳房厚が厚くなるほど、X線の透過力が必要になります。
そのため、管電圧は乳房厚や乳腺濃度に応じて調整されますが、反比例するわけではありません。
一般に厚い乳房では管電圧を高めに設定します。
3.自動露出制御〈AEC〉は使用しない。
誤りです。
乳房撮影では、適正な画像濃度を得るためにAECを使用することが一般的です。
乳房厚や乳腺量に応じて適切な露出を得るために重要です。
4.外側上部がブラインドエリアになりやすい。
正しいです。
CC方向撮影では、外側上部や腋窩寄りの乳腺が画像に入りにくいことがあります。
そのため、外側乳腺を十分に引き出すポジショニングが重要です。
5.乳房支持台の角度を被検者の大胸筋と平行に合わせる。
誤りです。
これはMLO方向撮影の説明です。
MLO撮影では大胸筋を含めるため、乳房支持台の角度を大胸筋の走行に合わせます。
CC方向撮影の説明としては不適切です。
覚えるポイント
乳房撮影は、CCとMLOの違いを整理して覚えます。
CC方向撮影
- 頭尾方向に圧迫する
- 乳房を前方へ十分に引き出す
- 外側上部がブラインドエリアになりやすい
- 乳頭を正面に向ける
MLO方向撮影
- 斜位方向に圧迫する
- 大胸筋を含める
- 乳房支持台の角度を大胸筋に合わせる
- 腋窩尾部の描出に重要
この問題では、乳房CC方向撮影で正しい特徴を問うているため、正しい選択肢は
4.外側上部がブラインドエリアになりやすい。
です。