36PM193第36回 管理栄養士国家試験 過去問

応用力試験第36回午後・問171〜200

次の文を読み「191」、「192」、「193」に答えよ。 K 社に勤務する管理栄養士である。これまでも、特定健康診査・特定保健指導を実施していたが、社員の脳・心血管疾患の罹患率は高い状態が続き、改善がみられない。そこで、健康保険組合と協議して、実施内容を見直すことになった。 特定健康診査受診者の70%が社員食堂を利用していたことから、社員食堂のメニューを見直すことにした。見直す内容として、最も適切なのはどれか。1 つ選べ。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

特定健診受診者の70%が利用する社員食堂のメニュー見直しとして、脳・心血管疾患対策上最も適切な内容を選ぶ問題です。

解説

前問の健診結果で、この会社の最大のリスクは血圧(リスク保有者40%)でした。高血圧は脳・心血管疾患の最大の危険因子であり、その対策の中心は減塩です。

社員の70%が利用する社員食堂のメニュー全体の食塩相当量を減らすことは、利用者全員に自動的に効果が及ぶ食環境整備(ポピュレーションアプローチ)であり、本人の意識や選択に頼らずに集団全体の食塩摂取量を下げられます。血圧リスクの高いこの集団への対策として最も効果的です。

選択肢の確認

1.メニューに無料で果物を付ける。
適切でない。果物のカリウムは血圧対策に役立ちますが、コスト面の課題があるほか、最大の課題である食塩摂取への直接の対策にはなりません。

2.メニューの食塩相当量を減らす。
最も適切。血圧リスク保有者が40%と最も高いこの集団に対し、食堂利用者全員の食塩摂取量を確実に減らせる食環境整備であり、脳・心血管疾患の予防に直結します。

3.低糖質のメニューを増やす。
適切でない。血糖リスクは20%であり、最大の課題は血圧(40%)です。メニューを増やしても選ぶかどうかは本人次第で、効果も限定的です。

4.野菜の小鉢を増やし、野菜から食べることを推奨する。
適切でない。野菜から食べる食べ方は主に食後血糖の上昇抑制をねらうものであり、最優先課題である血圧・食塩対策としては選択肢2に劣ります。

覚えるポイント

  • 集団のアセスメント結果(最大のリスク)に対応した対策を選ぶ:血圧リスクが高ければ減塩
  • 社員食堂のメニュー改善は、利用者全員に効果が及ぶ食環境整備(ポピュレーションアプローチ)
  • 高血圧対策の食事の基本は減塩(食塩6g/日未満が目標)

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