37AM95|第37回 管理栄養士国家試験 過去問
応用栄養学第37回午前・問82〜97
身体活動時における骨格筋のエネルギー供給に関する記述である。 最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
運動時の骨格筋のエネルギー供給機構(ATP-CP系、解糖系、有酸素系)を理解しているかが問われています。
解説
高強度(最大酸素摂取量の85%以上)の運動では、酸素供給が追いつかず主に糖質(解糖系)がエネルギー源になります。
クレアチンリン酸の分解は酸素を必要とせず、筋グリコーゲンはグルコース6-リン酸を経て解糖され血中には放出されません。脂質のみ燃焼時の呼吸商は約0.7、無酸素運動では乳酸が増加します。
選択肢の確認
1.クレアチンリン酸の分解によるエネルギー供給は、酸素を必要とする。
誤り。ATP-CP系は無酸素でエネルギーを供給します。
2.筋グリコーゲンは、グルコースに変換されて、血中に放出される。
誤り。筋にはグルコース6-ホスファターゼがなく、血中にグルコースを放出できません。
3.高強度(最大酸素摂取量の85%以上)の運動では、糖質が主なエネルギー供給源になる。
最も適当である。高強度運動では主に糖質が使われます。
4.脂質のみが燃焼した時の呼吸商は、1.0 である。
誤り。脂質のみ燃焼時の呼吸商は約0.7です。
5.無酸素運動では、筋肉中の乳酸が減少する。
誤り。無酸素運動では乳酸が増加します。
覚えるポイント
- 高強度運動は糖質(解糖系)が主なエネルギー源
- ATP-CP系は無酸素、筋グリコーゲンは血糖に戻せない
- 脂質のみの呼吸商は約0.7、無酸素運動で乳酸増加