37PM119|第37回 管理栄養士国家試験 過去問
臨床栄養学第37回午後・問111〜136
糖尿病治療薬の主作用に関する記述である。最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
糖尿病治療薬の主作用の記述として正しいものを選ぶ問題です。各薬の作用機序を正確に押さえます。
解説
主な糖尿病治療薬の作用を整理します。
チアゾリジン薬(ピオグリタゾンなど)は、筋肉や脂肪でのインスリンの効きを良くし、インスリン抵抗性を改善します。
SGLT2阻害薬は腎臓での糖の再吸収を抑えて尿へ糖を出します。ビグアナイド薬は主に肝臓での糖新生を抑えます。GLP-1受容体作動薬はインクレチン作用を高め、インスリン分泌を促します。SU薬は膵臓からのインスリン分泌を促進します。
選択肢の確認
1.SGLT 2 阻害薬は、腎臓でのグルコースの再吸収を促進する。
最も適当とはいえない。SGLT2阻害薬は再吸収を抑制し、尿中への糖排泄を増やします。
2.チアゾリジン薬は、インスリン抵抗性を改善する。
最も適当である。筋肉・脂肪でのインスリン感受性を高め、抵抗性を改善します。
3.ビグアナイド薬は、インスリン分泌を促進する。
最も適当とはいえない。ビグアナイド薬は主に肝臓の糖新生を抑制する薬で、インスリン分泌は促しません。
4.GLP─1 受容体作動薬は、インクレチン分解を促進する。
最も適当とはいえない。GLP-1受容体作動薬はインクレチン作用を高めます。分解を促進するのは誤りです。
5.スルホニル尿素(SU)薬は、腸管でのグルコースの吸収を抑制する。
最も適当とはいえない。SU薬は膵臓からのインスリン分泌を促進します。腸管での糖吸収抑制はαグルコシダーゼ阻害薬の作用です。
覚えるポイント
- チアゾリジン薬はインスリン抵抗性を改善する。
- SGLT2阻害薬は尿糖排泄を増やす、ビグアナイドは糖新生抑制。
- SU薬はインスリン分泌促進、αグルコシダーゼ阻害薬は糖吸収抑制。