37PM120|第37回 管理栄養士国家試験 過去問
臨床栄養学第37回午後・問111〜136
50 歳、男性。事務職。標準体重60 kg の高LDL コレステロール血症の患者である。初回の外来栄養食事指導の翌月、2 回目の指導の前に1 日当たりの摂取量の評価を行った。改善が必要な項目として、最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
高LDLコレステロール血症患者の1日摂取量を評価し、改善が必要な項目を選ぶ問題です。脂質異常症の食事療法の目安と照らします。
解説
対象は標準体重60 kgの高LDLコレステロール血症の男性です。脂質異常症の食事療法では、飽和脂肪酸とコレステロールを控え、食物繊維を十分にとることが大切です。
高LDLコレステロール血症の食事療法では、食物繊維を1日25 g以上とることが勧められます。水溶性食物繊維には、胆汁酸の排泄を促してLDLコレステロールの低下を助ける働きがあります。摂取量10 gは明らかに不足しているため、改善が必要です。
選択肢の確認
1.エネルギー1,600 kcal
最も適当とはいえない。標準体重60 kgに対して過不足が大きいとはいえず、優先して改善する項目ではありません。
2.たんぱく質80 g
最も適当とはいえない。標準体重60 kgに対しおおむね適切な範囲で、改善の必要性は高くありません。
3.飽和脂肪酸8 g
最も適当とはいえない。飽和脂肪酸は控えるべき成分で、8 gは過剰とはいえず、改善が必要な項目ではありません。
4.コレステロール150 mg
最も適当とはいえない。コレステロール摂取は控えめが望ましく、150 mgは少なめで問題ありません。
5.食物繊維10 g
最も適当である。目標の1日25 g以上に対して大きく不足しており、野菜、海藻、きのこ、豆類、未精製穀類などを利用して増やす必要があります。
覚えるポイント
- 脂質異常症では飽和脂肪酸・コレステロールを控え、食物繊維を増やす。
- 高LDLコレステロール血症では、食物繊維は1日25 g以上を目標とする。
- 「改善が必要」=目標から外れている項目を選ぶ(この場合は不足)。